マツダの車名、欧州車風に

Yahoo!ニュースより

マツダが車名を変更するらしいですね。デミオマツダ2、アクセラマツダ3と言った感じでドイツ車の様です。

メルセデスベンツ(C E Sクラス)、BMW(1 3 5シリーズ)、アウディ(A1 A3 A4)等、ドイツ車にはアルファベットや数字の車名が多く、これはドイツ的合理主義の現れだという見方もあるようです。

確かに世界市場で売り出す時にアルファベットや数字で有ればその会社の中でどれ位の位置付けであるとか大きさや排気量など予想が付きやすいです。

ちょっと話がそれますが最近街中で新型のホンダシビックを良く見掛けますが、アラフィフの私がイメージするシビックとは全く違うものです(汗)。私の中のシビックは一般家庭の4人家族がマイカーとして購入するコスパに優れた機能性の高い小型車というイメージなのです。

だってシビックって市民って意味ですよね。トヨタカローラより更に大衆に向けて発売していたパブリカ(パブリックカーの略だそうです)と近い感じがするのです。

でも今売れているシビックって滅茶苦茶格好良く無いですか?思いっきりスポーツカーですよね。

 

と言うように愛称的な車名だと実際に見るまでそれがどんな大きさでどういった位置付けなのか見当が着きにくいですよね。

 

マツダは昔から欧州を意識した車造りを意識していたようです。私の友人に元トヨタのセールスマンが居るのですが、トヨタを辞めて初めてマツダアテンザに試乗した時に足回りの作り込みに衝撃を覚えたと言ってました。

これはトヨタ車を悪く言っているのでは無いので誤解しないで頂きたいのですが、私もスズキのスイフトからトヨタカローラハイブリッドに乗り換えた時にハンドルの遊びの大きさと足回りの軟らかさに違和感を覚えました。

確かにカローラは長距離を運転しても楽だし疲れにくいのです。でも運転が楽しいという車ではない。

カローラのコンセプトは大人4人が長距離を安全に移動できる車であったとカローラの歴史本に書かれていたので、コンセプト通りの道具として使い勝手の良い車なのです。

良い悪いではなくて何に重きを置くかって事なんだと思います。

 

日本の自動車メーカーの中ではマツダは特に欧州の車好きに人気が有るそうです。

ドイツのアウトバーンでも安心して運転できる事が欧州では求められます。速く安全に移動できる車が必要とされているのです。

 

それと全く逆のニーズに応える為に作られているのが日本のハイルーフタイプの軽自動車ではないでしょうか。

欧州のように高速で移動するようなシーンはそう多くなく、車内のスペースが広い事が求められているのでハイトタイプの軽自動車が人気なのでしょうね。

事実今年(2019年)上期(1月~6月)の新車登録台数第1位ですが普通車(小型普通車含む)の1位がトヨタプリウスで7万277台。軽自動車の1位はホンダのN-BOXで13万1233台。実に2倍近い開きがあるのです。

 

逆にマツダ車の日本国内の評判ではマイナス票の多くが『狭い』という部分のようです。

ですが両立が難しいのであれば中途半端よりどちらかに振り切ってしまった方が良いと思います。マツダ3が欲しい人はN-BOXを欲しいとは思わないでしょうし、その逆も然りです。

 

自動車業界は今後世界的な再編が進むと言われています。マツダの車名変更は今後のマツダの所信方針演説の様な気がしています。

マツダの基幹車「デミオ」も消えた! 車名は「マツダ2」へ デザイン刷新で9月発売(くるまのニュース) - Yahoo!ニュース